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百舌谷さん逆上する
作者:篠房六郎

雑誌:月刊アフタヌーン

 レビュー全文  

7点  :フクポルさん 

<所持歴:4巻まで。現在は売却>

好意を持つ対象に、意に反して攻撃的な言動をしてしまう。
そんなツンデレをメインテーマにし、それが元で巻き起こるドタバタを描いたコメディ・・・かと思いきや決してそれだけではない。

ツンデレを「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」という不治の病として設定し、その病に振り回され苦しむ心情(本人やその周囲の人々)もシリアスに描いてる。
ただ、その部分が主として言葉(台詞など)で長々と書き並べられてるので、若干読むのがめんどいってのは否めない。

で、そのコメディとシリアスがコロコロと移り変わってる。
コメディシーンが続いてても気が付いたらシリアスな展開になってたり、シリアスな話なのにドカンとオチをつけたり、どっちがメインなのかサッパリ分からん。
特に3巻に収録されてる樺島兄弟の会話などは、言ってる事は凄くマジメで良い事なのに、わざわざカラーページを使ってオトしてくれてる。(実際オチというわけではないが、自分は見た瞬間吹いたw)
また、その直後の過去の話は、マジでちょっとウルッときたし。

自分はこれを「どっちつかず」ではなく「(コメディとシリアスの)絶妙なバランス」と取ったので、必然的に高評価。


しかし、作者自ら「妙な漫画」と断言するこの作品、結構ツボな自分は「妙なヤツ」なんやろか。。。
(ちなみに作者の他作品は未見)
[ 2009-08-19 23:26:03]
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