屍鬼
作者:藤崎竜
雑誌:ジャンプスクエア
レビュー全文
7点
:N0Bさん
完結しています。全巻読みました。
小野不由美のホラー小説を原作にあの「封神演義」の藤崎竜が作画、といっても藤崎竜なりのアレンジを加えた内容になっている。
ストーリーは流石に面白く、ミステリー要素の強いホラーといった感じで、どんどん続きが気になって引き込まれるモノがあるし、単純な恐怖を描いたホラーでは無く、人間の裏側というか汚さのような細かい心情も描かれていて深みもある。
藤崎竜は封神演義はもちろん、短篇集まで読んでるぐらい好きな漫画家なのだが、この作品がホラーだということを考えると、原作と作画の相性がベストだったのかな?と思ってしまう部分がある。
フジリュー絵は綺麗なんだけど、ドロドロしたエグい描写には向かない感じがするし、明るいキャラクターが際立つタッチのような気がする。
まぁ人によっては、それが逆にグロ描写を読みやすくしてて良いのかもしれないが、少し他の作家さんの作画でも読んでみたいと思ってしまったので7点。
(リアルな絵という意味で井上雄彦、グロい描写が映える絵という意味でヒラコー、三浦建太郎、山口貴由とか見てみたい。)
[ 2012-04-16 18:50:23]
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