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CHRNO CRUSADE
作者:森山大輔

雑誌:月刊ドラゴンエイジ

 レビュー全文  

7点  :十歩神拳さん 

(激しくネタバレしていますので、未読の方は読まれない方が良いと思います。)


主人公のロゼットが前向きで逞しいので、同じ作者の「ワールドエンブリオ」と比べると楽しんで読めました。


新装版の作者コメントで「蛇足」扱いされていたエピローグですが、個人的には有ってよかったのだろうと思います。

今までどんな辛いことがあっても決して足を止めず走り続けていたロゼットが、最終決戦のあと年月を経て心身が弱っていき、それでも気丈に振舞っていたのに最後の最後で孤独な「死」に直面した時の姿は見ていて辛かったです。
絶望と孤独のあまり、今までのロゼット像からかけ離れた弱々しい姿をあらわにした時は本当に切なくなりました。
そして、ほんの少しの救いでロゼットが笑顔になるシーンでは感動もしてしまいました。

苦難ばかりである、最終決戦後のロゼットの決末をうやむやにせずこのエピローグをわざわざ描き足した作者の思い切りは、讃えるべきだと私は思います。
[ 2010-04-26 12:03:16]
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