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はだしのゲン
作者:中沢啓治

雑誌:週刊少年ジャンプ

 レビュー全文  

5点  :Suzzさん 

戦争の爪跡の描写はこれでもかという位えげつなく、
戦争に対するトラウマを植えつけるにはもってこいの作品。

ただし、何故戦争が起きたのか等の根幹部分の掘り下げはほぼ無く、
登場するキャラクターの反道徳的行動は全て戦争のせいであるかのように扱ったり、
作中で語られる思想もかなりの勢いで偏りが見られたりと、ぶっちゃげ短絡思考の塊なので、
昨今の図書館等に置かれるような歴史的教科書としての機能は存在しないと断言する。

客観的に見れば読者に何かを感じさせる、エンターテインメント作品としての点数は7点はつけたいが、
残念ながら僕はノンポリではないので「ほんとうにその結論でいいか?」という
疑問に邪魔をされがちになり感情移入しづらい。
その分を考えればどうしてもこれ以上の点数は付け難い。
[ 2008-02-08 06:53:34]
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