ぬらりひょんの孫
作者:椎橋寛
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
1点
:ジブリ好き!さん
主人公の立ち位置がよくわからん。妖怪退治漫画なの?それなら鬼太郎の方が上だし、戦ってる理由もはっきりしてる。
人間と妖怪王の二重人格って設定を生かす間もなく、あからさまなバトル漫画路線に走り、失敗した気がする。
最近の畏れのバトルシステムもありきたりで、例えば同誌のハンター×ハンターなどに似てるし、何故この土俵に上がったし?と思えるほどバトルが上手くない。主人公の能力自体が、駆け引きも迫力も緊迫感も生まない。
そもそも京には勢力拡大のため侵略しに来たはずなのに、なぜ陰陽師は組んでるんだ??主人公側が勝ったって主人公の全国支配達成なだけで、陰陽師に何のメリットがあるんだ…
妖怪なのに人間襲う側に常に悪役補正かかるし、主人公側がいつでもどこでも無条件で正義役になってて、戦ってる理由やら何やらが全く掴めない。だから余計に最近のジャンプにあるあるな、キャラで売る漫画な気がしてならない。
でもやはり画はうまい。劇画調も描けるのは凄いです。
主人公も話も好きになれないですが、原作付きでやってくれたらきっと好きになるなぁ。
(2010年5月追記)
盃とか道を外した(?)仲間の粛清とか、やりたいのは北野タケシのようなヤクザものなのかも。直接それやると少年誌に合わないから、妖怪ってオブラートに包んで少年漫画化。まぁどんな風に解釈してみても、自分には面白く感じられない作品なんですが。
[ 2010-02-11 19:35:48]
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