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RAINBOW 二舎六房の七人
作者:柿崎正澄

雑誌:ビッグコミックスピリッツ

 レビュー全文  

6点  :朔太さん 

原作者安部譲二氏の昭和30年代回顧録といった感じです。
負けて終わった戦争の傷跡が残り、人々は貧しく社会は
混とんとしていました。
生き残った者たちは、ただその日その日を送っていくだけで、
辛く厳しい時代ということです。
一面で暴力か才覚でサバイバルに勝ち残り財をなし、
のし上った人物伝も聞く話ですが、一面で厳しく淘汰
された時代なのでしょう。

その多くの後者たちの中でも、絆とか友情とか仲間で生きる
希望を求める時代だったようにも思います。
原作者は、その時代の方が幸せなんじゃないか、と
問いかけているようにも思えます。

2003年から8年の連載で、全22巻の長編ではありましたが、
思いのほか単調な展開でした。
大人買いで全巻を読破しましたが、全編、同じトーンで
終始しましたので、最初の数巻でも良かったかと思います。



[ 2018-01-27 06:25:18]
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