大東京トイボックス
作者:うめ
雑誌:月刊コミックバーズ
レビュー全文
8点
:canさん
『彼らが共産主義者を攻撃したとき
私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき
私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき
私は声をあげなかった
私はユダヤ人ではなかったから
彼らはついに教会を攻撃した
私は牧師だったから行動した
しかしそれは遅すぎた』
表現の自由、規制・・個人的にはひどく馬鹿馬鹿しいと思っています。
作者の全霊を込めて作られたものに貴賎なんてない。
小説を全部いっしょくたに「文学」としてくくるのは間違いだし、
漫画を低く見る人たちも、逆に「芸術」だと声高に叫ぶ人たちも嫌いです。
各媒体にはそれぞれの長所と短所があり、どうしても上下が決めたいならば
自分の中だけでやればいい。
「ではテレビゲームは青少年になんの影響も与えていないとお考えですか?」
「いいえ 少なくとも自分の携わったゲームは影響を与えています」
「それは問題のゲームが原因であると認めるということですか?」
「ゲームというのは何時間も 場合によっては何十時間とかかります
他人の人生をそれだけ拘束しておいて 何も残らないようなモノなど
いったいなんのために作るというんです?」
読んだときには鳥肌がたった。
これが真理で、そしてすべてであると思う。
[ 2010-03-17 00:48:12]
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