ナツノクモ
作者:篠房六郎
雑誌:月刊IKKI
レビュー全文
7点
:朔太さん
二つの意味で感銘を受けた。
1.仮想空間でセラピーを求める人々のバーチャル社会が設定されている斬新さ。
メンタルヘルスを題材にしても現実とのギャップを問題提議されるだけで
解決につながらない映画は世に沢山ある中で、漫画ならではの提案がされている。
トルクが最も傷ついているはずなのに、常識的な大人として現実では実現できない
理想の自分を見出した。近未来のある種の人間の生き方が暗示される。
2.非現実的な社会を設定しながら、心弱い神経衰弱者たちと社会の関係性と
いう人間の根源的問題がテーマになっていること。
RPGのバトルものと勘違いして、途中までテーマが理解できなかった読者も多かった
のではないか?8巻で全てが解明された。
とにかく、こんな漫画は見たことがなかった!!
[ 2013-10-27 09:55:54]
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