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ジョジョの奇妙な冒険
作者:荒木飛呂彦

雑誌:週刊少年ジャンプ

 レビュー全文  

10点  :さぶさぶさん 

 部毎に味の変わる本作を、まとめてレビューするのはなんとも難しい。

 子供の頃は正直怖かった漫画だった。タイミングが悪かったのか、丁度キャラクターが惨たらしくが死ぬ場面だったからだ。ほとんどのコマに血が映っていたし。

 しかしある程度成長すると、こういった劇画調の絵柄に対する忌避感が薄れた。
 有名でもあるし読んでみるか。そんな風に気楽に考え読み始め、後は好きな方ならお分かりの結末に至ることになった。

 スペックの優劣が勝敗の決定的な差にはならず、互いに搦手、イカサマのような策略を用いて戦う――所謂能力バトルというジャンルの先駆け的存在だろう。
 厳密にはバトルという分類に入らないような「戦い」も決して少なくなく、この膨大な巻数にも関わらず飽きることはない。

 ……ただ、少年漫画と呼ぶにはちょっと……。
 どちらかと言えば青年漫画に近いと思う。ストーリーや台詞回しはともかく、そのバトルの難解さや絵柄の濃さはやはり人を選ぶだろう。
 また、前述のように部によって別物なので、その内のひとつが合わなくても他の部を面白いと感じることはあると思う。それほどまでに違うものだ。

 味方は「黄金の精神を宿し」、敵は「吐き気を催す邪悪」。そんな言い回しが大好きだ。
[ 2011-02-21 10:48:31]
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