GOSICK
作者:天乃咲哉
雑誌:月刊ドラゴンエイジ
レビュー全文
5点
:そのばしのぎさん
一言で言うと美少女安楽椅子探偵が主人公の推理劇。
ただ原作時点での問題だと思うが、推理が荒すぎる。
犯行時間、現場にいた久城は金髪の女の子の妄想をしていた。
「君が夢想したのは実際に視野の片隅に金髪の少女がいたからだ。
金髪の少女が犯人だ、探してみたまえ。」(要約)
・・・こういった推理とは言えない暴論エピソードを、一番最初に持ってきたのは間違いではないか。
その後、指に怪我をしているというだけで、転校生を怪しむ久城。
倉庫に閉じ込められていて、外の事を知る筈がないのに「わたしが本物のアブリル・ブラッドリーよ」と読者視点の台詞。
図書館へ来る前の久城の行動を言い当てるヴィクトリカだが、食べかけのパン、結び忘れたネクタイ、読みかけの手紙、などなど必ずポケットから覗いている物的証拠。どうも客観性に欠けている。
序盤にツッコミ所が多いため、推理物として読むべきか、ただの冒険活劇として読むべきなのか悩む所。話も絵も悪くないだけに残念。
ヴィクトリカのキャラクターがローゼンメイデンの真紅とやたらかぶっているが、まぁそこは二の次。
というかそこで売れている気がしないでもない。
ちなみにゴシック様式(Gothic)のゴシックかと思いましたが綴り違い。病欠という意味ですかね。
[ 2011-04-12 06:30:12]
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