幻影博覧会
作者:冬目景
雑誌:月刊コミックバーズ
レビュー全文
7点
:yokatopiaさん
・発表の速度 マイナス
あまりの遅さに前の話を忘れてしまいます。
・話の厚み マイナス
結構膨大な構想の割に、ページ数が少なく、せっかくのネタが生かし切れていないのが残念。
・画力(演出系)マイナス
最後のタイムスリップのタイミングと描写でガラスが割れて終わりはないでしょう。一番もりあがるとこがサラって流れて残念。
・ストーリ プラス
全4巻で大筋はきれいにまとまっているのだが、話のスケールが大きい割には淡泊な感じがする。伏線の回収が物足りない。
[探偵の兄]令嬢に見合いを断られて以降、登場なし。あの手のタイプは立ち直れないとみた。
[探偵の弟]実家で寝たきり状態。本当に寝たきりなのか、登場は実家で1回だけ。
[探偵の母]物語に厚みを持たせるためのキーマン的立場なのだが、一度も登場なし。探偵と弟は母親がちがいそうだが。
[真夜の両親]現在より未来の人のはずだが、なぜか大正時代で疲弊して没す。大正時代にタイムスリップしたのはロシアの隕石爆発エネルギーを利用。幼い子供を連れてタイムスリップした活動的な夫婦。
[教授]稀人の可能性もあるが、関東大震災とかの情報は真夜や両親から聞いていたのか? しかし、探偵がいい人というのは誰情報だったんだろう?
謎だ・・・。
1?4巻までで1つのアドベンチャーゲームしたら、一昔前なら大作になっていたかも。 そして伏線の回収漏れは『幻影博覧会弐』で回収されていくのです。
真夜は未来から来た探偵の娘とか孫とかいう設定で、探偵とからませていっても面白いかも。時代設定を変えて二部を開始して、三部で大正時代に戻って未回収の伏線を回収しきって欲しい作品。
この作者にしては、設定がしっかりしていると感じた作品。
[ 2011-06-29 23:22:25]
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