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亡き少女の為のパヴァーヌ
作者:こげどんぼ*

雑誌:月刊コミックブレイド

 レビュー全文  

5点  :ぱろぱろαさん 

4巻までの内容

所々ギャルゲーの要素が含まれている。
主人公相模竹之丸は「天使の使い」である。明治時代の音楽学校にいる女の子たちを、自分に恋させて殺す。そして殺した相手の聖女の涙と呼ばれる「恋の力」を集めると言ったストーリーだ。これだけを聞くとちょっと残酷な話かも知れないが、その通りである(オイ)

なぜなら、主人公相模竹之丸は病気である。その病気の死から逃れるのと引き換えに、天使のために彼女たちの命を奪っているのである。私は身勝手なヤツだと感じた。生きるとはこうも残酷なのかねぇ。ともかく、内容はギャルゲーに近く、漫画「神のみぞ知るセカイ」と似ている。

まあ話の肝は置いといて、この漫画で一番面白いのは女の子を生かすも殺すのも「読者」だということだ。毎巻ごとに女の子たちのキャラクター投票をして、最下位の女の子が竹之丸に殺されてしまうのだ。女の子たちのファンとしては戦々恐々の事態だろう。私は一読者として一体誰が殺されるのかをニヤニヤしながら毎巻見ている。これこそがこの漫画の一番面白いところなのである。組織票し放題なのが玉にキズだが。

この作品は読者と作者のコミュニケーション漫画と言えるだろう。5点。
[ 2011-02-26 11:05:51]
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