バクマン。
作者:小畑健
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
1点
:ダラちゃまさん
主人公が好きになれない漫画ですね。
原作・作画のコンビでジャンプ漫画家をやる主人公をはじめとして、ライバル漫画家や編集者など、いろいろ登場人物がいますが、主人公2人に感情移入できないというのは致命的です。
何が一番嫌悪感を抱くかというと、
彼ら(特に作画担当)にプロ意識が感じられないところですね。
例えば、
・「人気は低めだが、子どもの支持は得ている」と編集に言われてるのに「今の作品は自分達に合ってないから、続けたくない」→本当にやめる
・自分達の連載作品が「アニメ化は難しい」と編集に言われると、もう次の作品のことを考え始める。アニメ化は彼らの大きな夢であり、目標だと作中で強調はされてますが…。
自分の思い通りにならいと仕事であっても簡単に拒否するんですか?さらにこの主人公達は作品を読んでくれている人たちのことを全く考えておらず、常に自分達のことだけを考えています。率直に言って最低です。
それ以外にも、演出も非常にあざとく、それでいてヘタクソです。
・ラストページで作画担当が「ジャンプでの連載をやめようか」と宣言し、
原作担当がめちゃくちゃ驚いた表情&ハデな効果線で引きを作っておいて、次の回ではあっさりと、それはもうあっさりと撤回する。など
他にも、
・恋愛パートが公私混同で、しかも面白くない、イタい。
・あまりにご都合的で説得力に欠ける、自作品の人気上昇展開
挙げていったらキリがありません・・・。
人間関係や心理の描写が非常に多いのに、人物に感情移入ができないという、読むのが苦痛な作品。人にお勧めはしかねます。
追記:点数をさらに下げました。最近は特に作者の性格の悪さがにじみ出ていますね。以下は分かる人向けの蛇足です。
中井「こんなやり方間違っている…!」→「え?俺は最初からピザの心配しかしていませんが、何か?」
サイシュー「10週で打ち切りにしてやる!潰してやる!」→「え?俺達は最初から直接勝負する気なんかありませんが、何か?」
本っっっ当に前と後でキャラの言動が一致しませんなぁ。ハチャメチャギャグマンガだったラッキーマンでは許せても、一応現代日本が舞台のバクマン。では、引きと結果がつながってなかったら不快に思うだけですよ、ガモ…大場大先生。
[ 2010-09-28 01:36:55]
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