バクマン。
作者:小畑健
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
7点
:tamajiroさん
職業漫画という設定を存分に生かした作品だと思います。
週刊少年ジャンプに関わる人たち、漫画家。彼らの「仕事っぷり」にこの作品を通して触れることで、その仕組み等色々なことを知ることができる・・・ような気がする漫画ですw
職業漫画は世の中に数多く出ていますけど、
「漫画家が職業漫画描くんなら漫画家だろ」と。
単純ではありますが上手い所に目を付けた良い試みだったと思います。
漫画家って文化系の仕事だと思うんですが、これはスポーツ漫画以上にスポ根でしたねw
おそらく原作さんが少年漫画であるということをすごく意識しているからなんでしょうが、熱いシーンが多いです。
そりゃあアニメ化する際にJ.C.STAFFさんもガタイMAXでキャラデザしちゃいますよw
気になったところは、いい意味でも悪い意味でも話の「テンポ」ですかね。そのテンポってやつがこの作品はすごく速いんです。
ジャンプで連載しているのを読む分には、その速いテンポがとても読み応えがあり、大変満足のいくものだったんですが、単行本がでて冷静になって読んでみると
「早!!?」って思ってしまうんですよねw
「ここのコマもう少し大きくとっても良かったんでないの?」とか
「ここもう少し時間かけてじっくりやった方がわかりやすかったんじゃないの?」とか結構気になってしまいました。
僕はしばしば「ネタ切れなのかな?」とか「早く連載終わらせたいのかな?」とか結構考えてしまいました。まあ、杞憂ですねw
もう一つ気になったのは「ヒロイン」です。
この作品は亜豆美保というヒロインのいわゆる覇権で進行していきます。途中途中で出てきてはヒロインらしい活躍をしてくれるので「いい子だな」という印象は勿論あります。特に最後の方での活躍はとても感動しました。
しかし、この作品で一番「可愛かった」のは、残念ながら、どこをどうみても蒼樹紅だったと思うんですよ。
これね、ヒロインの覇権でやってく上で、蒼樹紅がマスコット的な可愛さとかだったら言い訳にもなるんですが、「一人の女子として」蒼樹紅の方が可愛い。これって結構危ないですよ。
この作品がもう少し恋愛路線に走ってたらと考えると下手したら破綻しますからね。
まあただ、実際上手くできてるし、久々に少年漫画らしい少年漫画だったんじゃないでしょうか。この二人の次回作に期待大ですね。
[ 2012-08-05 23:55:39]
tamajiroさんのページへ
この漫画のTOPへ
▲このページの上に戻る
[家]ホーム
ランキング
漫画を検索
[MAIL]お問い合わせ
漫画レビュー.com