数学ガール
作者:日坂水柯
雑誌:コミックフラッパー
レビュー全文
5点
:とろっちさん
読む前は「青春もの、もしくはラブコメがメインで、それに数学をアクセントとして絡めた感じ」かと
思っていたら、違いましたね。 むしろ真逆。
「数学を楽しく読み解くことがメインで、それにアクセントとして青春ラブコメを絡めた感じ」の作品。
着眼点が新しくてなかなか個性的な作品ですが、間口が広くて誰にでも楽しめる、と言うよりは、
数学にある程度の知識や関心がある人が読んだ方が楽しめるかも。
物語は主要登場人物3人のみでほぼ展開されていきます。
各々の性格が物語部分だけでなく数学を学ぶ姿勢や発想、問題の解き方にまで如実に表れていて
その辺りが上手くできていると思います。
ただし数学部分を取っ払ってしまうと、可もなく不可もなくな普通の青春もの。
むしろ何がしたかったのか、どう展開させたかったのか、結局よくわからん内容でした。
別れの合図としてのフィボナッチサインは作中ではちょっと楽しげに見えて、数学青春ものっぽいです。
ただ現実で使うのは痛くてとてもできそうにないですけどね。
[ 2011-08-29 00:41:49]
とろっちさんのページへ
この漫画のTOPへ
▲このページの上に戻る
[家]ホーム
ランキング
漫画を検索
[MAIL]お問い合わせ
漫画レビュー.com