明稜帝 梧桐勢十郎
作者:かずはじめ
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
6点
:臼井健士さん
結構好きでした。現代風「ガキ大将漫画」とでも言うべきか。
とにかく主人公の強烈なキャラに魅力を負う部分が大。マンモス校を束ねる「生徒会長」はやはり並大抵
の人間には務まらない・・・ということなんですね。
梧桐がすぐに暴力に訴える点は賛否あるでしょう。ただ、彼は強い信念と覚悟を持って生きているのだということは判ります。チャランポランでいい加減のように見えても、それは彼の所謂「テレ隠し」の部分であって、単に彼の体力的な強靭さだけでは学校を束ねていくことは出来ないはずですし、「その強さを恐れているから」だけでは多数の支持を得ていることの説明は付けられない。半屋の回想シーンから判断するに梧桐は小学校時代からすでに何をするにしても皆の中心的存在として自然と認知されていたようです。「カリスマ」性ありと言い換えてもいいかもしれません。
教育実習にやって来たかつての卒業生の大学生に「情熱を持たない人間に指導された人間がまともに立つはずがない」と諭したシーンは正にそのとおりだと思います。梧桐は「情熱あり」なんでしょう。良くも悪くも。
そんな梧桐の過去が作中では明かされることのないままに終了してしまったのが残念。
全10巻・・・・・はいくら何でも短すぎませんか?
[ 2012-01-07 00:04:56]
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