NANA−ナナ−
作者:矢沢あい
雑誌:Cookie
レビュー全文
3点
:booさん
少女漫画ではけっこう好きだった人なんだけど、
この作品はちょっと痛い。
まず何で音楽を絡めてきたのかなあというのが疑問。
どう考えても作者はパンクというジャンルをただの
ファッションアイコンか何かのように考えているのが
見て取れる。革ジャン着て、破れた服に安全ピンつけていれば
それがパンク。そんなわけない。多分テーマと
なっているシドとナンシーについてもピストルズの音楽が
好きとかいうわけじゃなく、なんとなくかっこいい
エピソードだったから持ってきたのだろう。
内容も自分がこの作者に期待してたものとは違ったし、
パラダイス・キスあたりからの方向性はどうも気に入らない。
現代らしいけど、どっちかというと携帯小説みたいな
現代らしさで安っぽい感じがする。
ハロルド作石はほんとにロックが好きなんだなあというのが
作品から伝わってくるし、三浦じゅんのアイデン&ティティ
はロックは何かといくことを突き詰めていったすばらしい
漫画だと思う。音楽ってそんな軽々しく扱っていい
ものじゃあないのでは。
[ 2008-07-01 16:30:04]
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