ピンポン
作者:松本大洋
雑誌:ビッグコミックスピリッツ
レビュー全文
10点
:ミドリちゃんさん
孤独の才能ってやつを卓球で表現しきった名作。そして、才能がない人間もまた焦点を当てて、優しく描ききっている。
読み返したけど、やっぱすごい。
ラストのバトルはどれも見応えがあって、特にドラゴンとペコの戦いなんてもう興奮しっぱなしだった。
綿密に書きこまれた画のすさまじさ、危うさすらある迫力の構成、一つ一つのセリフのセンス。
どれをとっても一級品。一切の手抜きなどはない。
ピンポンに人生を懸けた人間をストイックに追いつづけた。
勝つもの、負けるもの、清濁併せて描いて描く。
この作家のポテンシャルが開花した瞬間でもあったと思う。
当時は、卓球はマンガの題材としては地味と見なされていたようで。
しかし松本大洋の手にかかってしまえばそれさえも劇的なドラマとなる。
本当に名作!!
[ 2009-02-14 20:03:54]
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