ピンポン
作者:松本大洋
雑誌:ビッグコミックスピリッツ
レビュー全文
8点
:BMさん
まず、絵が特徴的。死にそうな蟻が描いているかのような絵柄。しかしながら、背景は細かく描かれている。
次に、コマ割り。ページをカッターで無造作に切りつけたよう。見辛いと言えばそうだが、卓球ならではのスピードと勢いを表現している。大ゴマを所々にちりばめることによって、迫力さも失っていない。
そして、擬音。シーン毎に擬音をシーンに合った形で持ってくる。形と言っても、音ではなく、絵で。擬音のデザインで、その場の雰囲気を盛り上げている。
内容的には、段々と最終巻に向けて、願いや思い、努力、キャラ、ストーリーなどが集結していくよう。
キャラが個々に信念のようなものを持っていて、そういうものが試合の中で語られることで、より試合の独特な雰囲気をつくっている。
まさに、物語。
台詞の格好良さ、ギャグもあったりと、楽しむところが沢山ある作品。
[ 2012-02-27 20:37:09]
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