ぼくらの
作者:鬼頭莫宏
雑誌:月刊IKKI
レビュー全文
6点
:パンダマンさん
死臭がする。これは漫画なのに死臭がしてくる
少年少女が世界を守るために使うのは命。命をつかって動かすロボットを使ったゲーム。負けは即世界の死を意味する。
主人公達は行けども戻れども逃れられない絶対的な死がすぐそこまで待ち受けてる
生は死が近いほど輝くが、人間が生を感じるのは死から遠ざかろうとする力。死を感じさせないほどのエネルギーにこそ生を感じる。
だけど、これは死に向かって生きていく、生きなければならない状況に追い込まれる絶望的な話。感じられるのは生ではなくやっぱり死だった。
この状況が受け入れるかどうかでこの漫画は変わってくると思う。正直死臭の濃さはかなりのもの。普通に読むと気持ち悪くなる人も多いかもしれない
命を考えるにはいい作品。でも読んでも気は晴れない。そこが逆に先を読ませる原動力なのかもしれない
[ 2007-09-23 18:44:40]
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