ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-
作者:神崎裕也
雑誌:月刊コミックバンチ
レビュー全文
5点
:朔太さん
物語の中心となるのが、復讐劇です。
復讐対象は、警察機構にあるという、いわばよくある話とも言えます。
しかし、警察という公務員たちの出世や手柄を競い
合ったり、大組織に生まれる縦割り組織のエゴによる
社会的な腐敗としての課題を追求しているなら、
共鳴できるのですが、煎じ詰めると警察の中で権力を
握った人の個人的犯罪なんですよね(ややネタバレ)。
24巻も連載が続いたのだから、面白いと思える意外性も
あることはあるのですが、おおむね想定内の範囲での展開と
想定内のキャラしか出てこないので、さほど沸き立つものはなかったです。
唯一、表題だけは惹きつけるものがありました。
この表題で読んでみようかと思った人は多いかもです。
[ 2018-07-03 19:41:43]
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