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あしたのジョー
作者:ちばてつや

雑誌:週刊少年マガジン

 レビュー全文  

10点  :Sealさん 

最も有名なボクシング漫画で、世代を超えた名作。
ボクシング漫画としてはとてもリアリティがあるとは言えないし、ストーリーもいたってシンプル。一言で言えば主人公の成長物だ。
しかし孤高を貫く主人公のかっこ良さや、力石やホセに代表される魅力的なライバル達が作品を彩り、決して一言では片付けれない重厚さを加えている。
また、人物の表情が一つ一つのコマで生きていると思う。例えば紀ちゃんのジョーに対する想いや、中盤での主人公の葛藤など何気ないコマ一つ取っても人物の感情が細かく表現されている。
有名なラストシーンは梶原ではなく作画のちばによるものらしい。ジョーは結局何も得られず、誰とも結ばれず真っ白に燃え尽きた。最後まで自分を貫き通したのだ。このラストによってこそこの作品は語り継がれる名作になった。
[ 2008-06-09 19:56:41]
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