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新・コータローまかりとおる!柔道編
作者:蛭田達也

雑誌:週刊少年マガジン

 レビュー全文  

8点  :lemonlemon☆さん 

「戦い」ということに対して作者はひとつの答えを出している。

格闘技はスポーツである。
柔道は武道である。

スポーツとしての格闘技ではなく、
本当の実戦において、という観点で柔道を
贔屓目なしに評価できている作品。

そして。
コータローイズムというか、
さらにさらに柔道をとおして
武道・武術がどうあるべきかを作者は語っている。

・技は無意識に出せるようになって初めて技と呼べる。
・一本以外は相手を制したことにはならない。
・心に隙がなければ壊し技にはかからない。
・生き延びれば次のチャンスもある。

作者にシンクロできる人間が果たしてどれだけいるだろうか。

またこれは人の成長を描いた熱い熱い青春スポーツ漫画でもある。
それぞれの柔道への思い。
人への思い。
自分への思い。

一人一人のキャラクター描写の緻密さは
他の追随を許さない。流石である。
最後の三四郎の台詞。コータローの表情。
青春漫画である。



[ 2007-03-30 02:22:12]
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