童夢
作者:大友克洋
雑誌:アクションデラックス
レビュー全文
7点
:森エンテスさん
この作品の評価は歴史的な価値にあるのだと思います。
日本SF大賞に輝いた作品であり、この作品の成功が後に『AKIRA』へと続き、『AKIRA』がアニメ化され、海外でのジャパニメーションの確立への道筋を作ったという意味において、非常に日本のマンガ史においての重要な作品です。
説得力のある本格なSFを表現するのに必要な画力がフルに発揮されており、その事が評価されている形は、物語的には大した事ない、一企業による環境破壊が舞台の3D映画『アバター』や使い古された救世主が主人公の『マトリックス』が大ヒットして評価されたのと同様の形です。
誰でも初めて観る映像には目を奪われ、凄いと思う。
時代が変われば「大したことない」と思ったとしても、最初にそのインパクトを与えた功績は絶大だし、評価されるべき部分だと思います。
[ 2010-11-26 00:24:34]
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