境界のRINNE
作者:高橋留美子
雑誌:週刊少年サンデー
レビュー全文
4点
:鹿太郎さん
高橋留美子先生の久々のコメディ物。
犬夜叉に辟易していた読者には待望だったはずのライトコメディだが、残念ながらいまいちな出来だと思う。
細かく気になる点を挙げれば枚挙に暇がない。
舞台設定がありきたりだったり、犬夜叉の途中から顕著になった大ゴマ多用のわりには書き込みが少なく画面が白いなど・・・。
ただし、それらはどれも大きな問題ではない。
何より厳しいのがメインの2人のキャラがどちらもとぼけた天然系でともにテンションが低く、何を考えているかわからないことだ。
それに伴って作品全体がスローで「うる星やつら」や「らんま」の頃の勢いが全くといっていいほど無い。
当時なら1話で納めていた話を2話3話と引き延ばしている。
そんな印象すら受ける。
はっきり言って作品自体にパワーがないのだ。
これが青年誌やマイナー誌掲載作ならそこまで致命的ではない。
しかし、この作品はそうではない。
本来ならばメジャー少年誌・週刊少年サンデーの看板を背負わなければならない作品のはずである。
大御大には酷な話ではあるがサンデーの現状をみるにまだまだ頑張ってもらわなければならない・・・。
[ 2010-07-19 19:22:46]
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