ぼくの地球を守って
作者:日渡早紀
雑誌:花とゆめ
雑誌:花とゆめ
レビュー全文
10点 :臼井健士さん
前世から現世と移り変わっても続く7人の男女の愛憎劇・・・。
同じ場面も視点を入れ替えることによって、そして夢を利用して度々「前世」と「現世」とをリンクさせることで話を盛り上げ感動的な展開を演出している。
登場人物を役者とするならば、男優がそして女優が極上の「演技」を見せ、時に叫び、時に罵り、時に泣くことで現実を超えたドラマチックな展開を紡いでいく。
作者自身「全く先のことを考えずに描き始めた」というのに、最終的に何の「破綻」も「矛盾」もなく終わらせた手腕は天才的。
画の美しさも特筆で幻想的な雰囲気が作風と良く合っている。
少女漫画に留まらず、SFファンタジーでは1・2を争うであろう傑作。
[ 2010-11-21 19:04:52]
臼井健士さんのページへ
この漫画のTOPへ
▲このページの上に戻る
[家]ホーム
ランキング
漫画を検索
[MAIL]お問い合わせ
漫画レビュー.com