ドラゴンヘッド
作者:望月峯太郎
雑誌:週刊ヤングマガジン
レビュー全文
6点
:punpeeさん
世界終末サバイバルもの。
パイオニア的作品が「サバイバル」なのは間違いないし、敬意は払いますが、それを遥かに上回るスケール、リアリティで魅せてくれた作品です。
特筆すべきは、終始絶望感、緊迫感、閉塞感を纏った描写力や世界観で、極限の心理状態を描ききっている。
常に切羽詰まっている人々の目が良いです。
特に1、2巻の、事故が起きた列車内での掴みは素晴らしかったと思う。
読み手に「何が起こったか分からない」という臨場感を見事に与えてくれた。
列車から脱出してからは不謹慎ながら「思ったよりやばい事になってんなー」と、ワクワクした記憶があります。
特にクライマックスの、まさに今、東京が壊滅していく迫力は凄まじかったです。
映像を見ている様にかっこよかった。
連載時「どんだけ休載すんねん!」と思ったが、納得の描写力。
結局テーマはロボトミーだったのでしょうか。。。
どんな現実でも逃げずに立ち向かう、
人は想像出来るという、
という、捉え方によったら陳腐なテーマかもしれません。
でも、あれだけ崩壊した世界で、これ以外の終わり方は無い様に思いますけどね。
ただ、やはりどんな状況になろうと、日本人の性質上、暴徒にはならないと思う。
というのは私の持論。
[ 2017-02-27 17:55:16]
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