さよなら絶望先生
作者:久米田康治
雑誌:週刊少年マガジン
レビュー全文
6点
:鋼鉄くらげさん
この作者が「ウケる」作品の方向性は、だいたいいつも同じですね。ある一つのテーマに対して、社会的、文化的側面から共通する事項を見つけ出し、つづいて漫画やテレビ、アニメなど、様々な分野から拾い集めた共通項を、そのテーマと結びつけて紹介していく。
まぁ、それ自体は読んでいて共感でき、時事的問題等に関しては「あー、これは、あの事を言ってんだな」と元ネタ探しなどを楽しむ事が出来るんですが、この方向性に対して私は、大きな問題点が二つあるのではないかと思っています。
まず一つ目が、時事的事柄を扱うが故に、時期がある程度過ぎたら途端につまらなくなる事。要するに、あくまで「その時」に読むから面白い話なのだという事。
次に二つ目が、話の展開がワンパターンであるためにすぐにマンネリ化する事。
これらは、他社で連載されていた前作にも共通している問題点であり、今連載されている、現作品の現状を見ていても、正直あまり改善されているとは思えません。
結論として、雑誌で読むに留めた方が無難な漫画であり、話の内容同様、一過性の漫画である気がします。
[ 2008-12-17 20:37:05]
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