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美悪の華
作者:檜垣憲朗

雑誌:週刊漫画ゴラク

 レビュー全文  

5点  :ankoさん 

復讐と成り上がりを軸に展開され、ピカレスクロマンと銘打たれた作品。

主人公が何者なのか。なぜ復讐しようとしてるのか、読み進めるごとに少しずつ明らかに。正体が判明するまでは充分に惹きつけられるんじゃないでしょうか。

ストーリーの設定上、金、女、ヤクザ、薬、暴力などは過分に出てきます。が、檜垣先生の代表作ジゴロで完成されたスタイリッシュな絵タッチのおかげか、あまり陰湿さは感じません。

基本的に主人公は悪党なので、その復讐理由や素性が判明した後、その後も続く行動や姿勢に魅力を感じるか、感じないかで、読み続けて楽しいかが分かれる作品かと思います。

ラストはピカレスクものの常のパターン。絵的には読者を選ばないものの、読後感はあまり良い類の作品ではないので、読まれる方はお覚悟を(笑)

良くも悪くも再読するタイプの作品じゃない気がします。



[ 2011-10-25 08:43:34]
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