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さよならフットボール
作者:新川直司

雑誌:マガジンイーノ

 レビュー全文  

7点  :ITSUKIさん 

小学校から中学、高校と成長するに従ってはっきりと分かれてくる「男子」と「女子」の違い。
サッカーをやりたくても「女子だから」という理由で試合に出してもらえない主人公・望。

そんな中、望はたくましく成長し立派なサッカー選手となっていたかつての弟分、ナメックと再会します。
「フィジカル」でどうしても男子には敵わない。
サッカーはフィジカルが全てじゃないけど、全ての中の一つであるというのは作中のセリフですが、それが主人公の悩みそのものです。

サッカーにはフィジカル以外にも戦い方がある。
それをナメックに証明するために望はピッチに立つのですが…

試合の中で無意識にフィジカルに囚われていた望がじょじょにかつての本来の自分のプレーを取戻し蘇って行く様が爽快です。
また、思春期まっただ中の作品なのでどそういう点でも爽やか。
タイトルも読んでから改めて見ると切なさを感じさせる良いタイトルだなと思います。

テーマ的には短編向けなんですが、二巻使って描かれているのでストーリーもしっかりしていて良い作品でした。

個人的にはキャラの魅力を更に引き出せるような描きわけができていればもっと良かったなと…
[ 2011-01-25 23:33:05]
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