機動警察パトレイバー
作者:ゆうきまさみ
雑誌:週刊少年サンデー
レビュー全文
6点
:まねきんさん
けっこう有名なメディアミックス作品らしいですが、アニメは見てません。
なので漫画だけの感想ということです。
結論から言ってしまうと『可もあり、不可もあり』でした。
パトレイバーの設定や世界観。これは『可』です。
街中を巨大ロボットが闊歩する近未来的な感じなのに、武器は人間の使う銃をめちゃめちゃ大きくしただけ。
そういう微妙にしょぼい感じが妙にマッチしててよかったです。
『不可』はキャラクター同士の絡みと展開のダルさでしょうか。
1巻を読んだときのレイバーの設定や野明のキャラクターが好きな感じだったので、この先の展開がどうなっていくか期待してたんですけど、
キャラクターがどうもうまく話と絡めてないように感じました。
野明と遊馬のコンビネーションを魅せるシーンが足りないこと。大田巡査はあまり結果を出せていないことなど、ストーリーものとしていまいち盛り上がりに欠けるように感じた。
一番気になったのが、企業の人間の繋がりがわかりづらい。どのおっさんがだれの見方で、どこの社員なのかよくわからなかった。
廃棄生物編のテンポの悪さも、実際の警察を見てるようでちょっとイライラしました。ただこれはこの作品を現代社会への批判として読むなら意味が変わってくるのでね。。
あとは遊馬の家庭の事情を出すのがちょっと遅かった気もした。
納得いかないこと・・・・・
おタケさんの扱い。彼女のキャラクターならあの展開はおかしい?そういう一面だったのか?ちょっと無理があるような気がする。
私情を堪えて職務を優先する感じのキャラクターだと思っていたので、肩透かしをくらった感じがしました。
それに彼女をほったらかしのまま最終回を迎えたのは薄情ではないか。あと一〜二話補完して締めて欲しかった。
うーん、テーマとかはよかったんですけど、最後振り返ると微妙な印象でした。
キャラが巧く機能していなかったのではないかな。
あとは絵の迫力が足りなかったかなぁ。
日常ののんびりした描写が一番おもしろかったです。
[ 2006-08-22 03:43:24]
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