惡の華
作者:押見修造
雑誌:別冊少年マガジン
レビュー全文
7点
:fooさん
閉鎖的な田舎で育った子供の屈折した感情が読んでいて面白い。
あくまで子供がする事。の枠を超えない範囲ギリギリまで暴走し
結局大人と現実に押さえ込まれている部分が良い
作画がどんどん上達していくが、個性が消えていくのはちょっと寂しい
でもストーリーに合っているので読みやすいけれど
話のジャンル的に人が死んだりしそうな程歪んでいるのにそのハードルは越えないのが良い、安易に死を突きつけてしまうと、この作品の品性が無くなり
歪みが、死と言う隙間から流れ出てしまうような感じがある。
中村さんは見ごたえがあり、男性キャラにはあまり無い、理由の無い苛立ちや
根拠の無い決め付け、自分に気が向いている時だけ機嫌が良い等、
女性ならではの掴めなさがある。
美化された女性に飽きた人には良い作品、
また、男性の中にはこのような女性に
強烈に翻弄されたいと思う人もいるのでは
ただストーリーが地味なので点数は中途半端です
[ 2014-03-23 07:44:19]
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