惡の華
作者:押見修造
雑誌:別冊少年マガジン
レビュー全文
8点
:yumenneさん
この漫画家はさながら昔の小説家のように、真摯に自分の内面に向き合っていてその姿勢がとても好きです。
青年漫画ではそういう人間的な内面を浮き彫りに語ろうという作品はよく見られますが、結局著者に自らに没入し人間を見つめ直すだけの気概はなく、大げさな空回りをしているような作品が多いと感じます。
この作品では、前衛的な独創的な構えを取りながらも、人間の内面に踏み込むことについてはむしろ慎重であるのがよかったと思います。
多分小説、文学が多少好きな人とかはこういうの気にいる人多いのではないでしょうか。
自分の趣味嗜好とはずれるところもあるのですが、全般的な姿勢は気に入っています。
[ 2018-05-13 18:38:46]
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