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聖伝-RG VEDA‐
作者:CLAMP

雑誌:ウィングス

 レビュー全文  

7点  :ジブリ好き!さん 

ファンタジー系RPG型の作品は苦難の末のハッピーエンドが相場だけど、これは安易にハッピーとは言えない気がする。
決して長い作品ではないけれど、数多くのキャラクターが登場し、そしてモブ・サブ・メイン敵味方関係なくみな平等次々と退場していく。
それでも皆きちんと美徳を与えられて死んでいくから、残酷な鬱展開というよりは壮絶という言葉がふさわしいと思う。

約束のためとはいえ夜叉王が一族を捨ててまで阿修羅をとった理由も共感できず、最期までこの二人の見せ場では感動できませんでした。
夜叉王に限らずみんなして一族より自分の意志を尊重しちゃってるのはどうかと思ったけど、話自体がキャラではなく内容で作られている感じだからそれで良かったのかもしれない。
他にも帝釈天の迦陵頻伽への仕打ちなど、プロデビュー作だからか無理やりな部分も多かったけれど、毘沙門天の間者の伏線などは流石。

個々のエピソードも十分楽しめるけど、終盤の怒涛の展開が凄まじいので、通し読みでどうぞ。
[ 2010-10-17 00:16:26]
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