チョコミミ
作者:園田小波
雑誌:りぼん
雑誌:りぼん
レビュー全文
7点 :ぐーみーさん
４コマ漫画にプラスして、ショートストーリーで様々な恋愛模様を描いています。
絵を見て「小学生向け?」と思った方!
侮っちゃいけません。
１巻の途中から
→ギャグが徐々におもしろくなる
２巻から
→ギャグにキレが出てくる
ショートストーリーでの言葉遊びが上手くなってくる
絵がキレイになってくる
３巻以降
→本領発揮
と、ものすごい勢いで著しい成長を遂げた作品です。
もっともっと評価されていいのに...と思えてしかたがないです。
絵は、あまり上手くないのですが、それを逆手にとって世界観にマッチしたユルさを出している印象です。
キャラがよく立っていて、一人一人を愛せることも強み。
(告白のきっかけ作りのために、気にする方もいらっしゃる“捨てキャラ”が一人だけ出てきますが、全体の流れはいたって自然で、あれがベストなのかな、と思ったり。)
ギャグは、絵で笑わせたり言葉で笑わせたり、2,3コマ目で投下してきたりとバリエーション豊かだし、ショートストーリーは前述の通り言葉遊びがうまいです。
「キュン」は、『りぼん』掲載作品なので若干小中学生向けな気もしますが、
それ以上の方でもぐっとくるような「キュン」も少なくないほか、「せつない」要素もすごくよくできていて、大人でも楽しめると思います。
“完結している作品しかレビューを書かない”
と決めている私ですが、『チョコミミ』のレビューがないのはもったいない!との思いで、おもわず書いてしまいました。
まずは2巻まで読み切ってから、好き・嫌いを判断してほしいです。
チョコミミファン、増えて!
[ 2011-04-30 06:32:56]
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