暴力大将
作者:どおくまん
雑誌:月刊少年チャンピオン
レビュー全文
9点
:玄米茶さん
暴力、バイオレンスを描くのが上手いと思う。格闘のシーンも、一つ一つの動きをしつこく描き、具体性のある取っ組み合いになっている。変な言い回しだが、ケンカのリアリズム表現を、生理的に身に付けているように感じる。こういうマンガ家は少ないように思う。凝った構図や絵は、描いた作者の意識が透けて見えてしまうが、別に作者の意識が見たくてマンガを読んでるわけではないのだ。
太平洋戦争のさなか、主人公達不良少年は部隊となり、激戦のコレヒドール島、ガダルカナル島へ送り込まれ、米軍と戦闘をするというパートがある。ここでの戦争の描写は、リアルさと荒唐無稽が絶妙に混じり合い、少年マンガとしては最高に面白いものになっていると思う。
入手は難しいが、ぜひ一度読んで欲しい。
[ 2010-09-29 09:54:27]
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