HUNTER×HUNTER
作者:冨樫義博
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
10点
:カメオさん
生きることに役立つ何かを得るという漫画があるとしたらこの漫画はその対極にあると僕は思っていた。
「おもしろい」「楽しい」「わくわくする」「熱い」
そんな結局何にもならない感情をこれでもかと刺激する少年漫画。
何にもならないから僕らは楽しむことができるし、読みたいと思うのだ。この漫画もその範疇から漏れることなく最高峰のエンターテイメントを僕らに与えてくれていた。
でも虫編からのHUNTER×HUNTERは何かが違う。
今までの少年漫画が与えようともしなかったモノを与えようとしている。僕らはそんなモノは少年漫画に求めていないはずだ。
なのにどうしても読みたいと思う気持ちが止まらない。
どんなに長い休載を挟んだって再開すれば「待ってました!」とページをめくる。
やっぱりそんな感情を「少年漫画」と言うのだと思う。
HUNTER×HUNTERは少年漫画の限界を超えているわけではない、広げ続けているのだ。
[ 2007-10-06 01:24:43]
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