HUNTER×HUNTER
作者:冨樫義博
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
10点
:ぱろぱろαさん
個人的な思い入れのある作品だ。「ハンターハンター」は、小さい頃に初めて購入した漫画である。最初に読んだ作品は後の作品の比較対象になりやすい、と思う。それゆえ「ハンターハンター」は自分のチョイスする漫画の質を確実に押し上げてしまった。最初に手に取った作品が面白すぎたので同じクオリティを次の作品にも当然のように求めてしまったからだ。よって、出会った作品達は質の高いものが多い。世の中に漫画数多くあれど、「ハンターハンター」が私の漫画ライフに最も多大な影響を与えたことは間違いない。
「ハンターハンター」の面白さは衰えるどころかヨークシン編、グリードアイランド編を経て深みを増していった。そして現在のキメラアント編は集大成だ。直属護衛軍の蟻とのやり取りは、すでに漫画の域を超えて芸術に近い。ネフェルピトーやユピー達の心境の変化が、少ない言葉しか扱えない漫画のジャンルで手に取るように理解できるのだ。やり取りをみていると映画に近い感覚を味わうことが出来る。これからどう転ぶかは分からないが、是非とも有終の美を飾ってもらいたいものだ。
漫画の世界に引き込んでくれた「ハンターハンター」は、フィルターを通してでしか語ることは出来ないが、最初に読んだ漫画が「ハンターハンター」で本当に良かったと思う。
[ 2011-02-27 20:35:42]
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