HUNTER×HUNTER
作者:冨樫義博
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
8点
:もやしマンさん
日本が誇る天才冨樫義博の考えていることは凡人の私には当然理解できるものではなく、いつもいい意味でも悪い意味でも期待を裏切ってくれる。話(?編、?章)によってできに大きな差があり、そのことが評価を下げてしまう要因となっている。私の格付けではこの一貫性のなさのためにマイナス1点とさせていただいた。
?編ごとの評価
ハンター試験編 6点
天空闘技場編 6点
ヨークシン編 10点
GI編 7点
蟻編 5点
ヨークシン編の作りは非常にすばらしく、歴代漫画でも屈指の名作といっても過言ではない。まさに天才冨樫義博の真骨頂である。細かく作り上げられた設定を上手く物語に落とし込み、ストーリ?に深みを持たせている。設定を作らせたら冨樫義博の右に出るものはいないのではないだろうか?それだけ、彼の能力はずば抜けている。しかし、気まぐれであるのか、体調を崩していたのかは定かではないが休載が多すぎることと、作品を途中で投げてしまう点は頂けない。自身をメジャー作家に押し上げる作品となった幽☆遊☆白書の前例があるため、読者はとんでもない終わり方をすることも覚悟しておいた方がいいだろう。蟻編で強さのMAXがみえてしまったため、これ以上の強さのインフレはさすがにできなくなる。ヨークシン編のように特殊能力による知的なバトルに路線を戻す必要があるが、彼にまだその気力は残っているのか??
しかし、どちらに転んでも漫画好きならばその結末を見逃さずにはいられないほど、彼には読者を魅了する何かがある。私たちは天才と同じ時代に生きれたことを感謝しなければならないかもしれない。
[ 2011-10-10 00:04:17]
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