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煩悩寺
作者:秋★枝

雑誌:コミックフラッパー

 レビュー全文  

6点  :クランベリーさん 

煩悩っていうよりはカオスですよね。あ、本能寺と掛けてるのかな。いま気付いた。

他の方のレビューを拝見してなるほどなーと思ったんだけど、前半は主人公の小山田くんが没個性すぎますよね。
結局のところ煩悩寺を形成しているのはお兄さんのチョイスであって、そんなお兄さんのカオスさと小沢さんの天真爛漫な無鉄砲さとでお話がほぼ構成されている気がする。

じゃあ小山田くんは一体何なのさと思ってたら、実は彼もかなり個性溢れるキャラで、途中から小沢さんに対しても読者に対してもグイグイ来始めた。
で、小山田くん要素が強くなってくると他の要素が薄れてくるのは必然なわけで、こともあろうに煩悩寺が少しずつ目立たなくなってきて、何と途中で一旦消滅! それでいいの!?

読んでてビックリしたけど、よーく考えてみると、煩悩寺ってのは単なる舞台で、この作品は要するに二人のイチャイチャっぷりとか初々しいところとかをニヤニヤしながら読むことがメインなのね。
私は煩悩寺のカオスさが好きだったから少し寂しかったけど、後半のニヤニヤまっしぐらも面白かった。
ただラブコメとして考えてみると、後半はあまりにも平穏で盤石な関係すぎて物足りなさがあったかも。本来はそういうまったりした世界観に刺激を与えるスパイスとしての存在が煩悩寺なのにね。

どうでもいいけどお兄さん煩悩寺グッズのためにお金使い過ぎ。少なく見積もっても数百万円、もしかするともう一桁多いかも…。お金持ちなのかな。
[ 2013-08-08 00:09:43]
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