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さよならもいわずに
作者:上野顕太郎

雑誌:コミックビーム

 レビュー全文  

8点  :ITSUKIさん 

このマンガが凄い!か何かでランクインしていたのと、ここのレビューのおかげでタイトルを覚えていたので購入。

自分の身近な存在との別れは、突然かどうかの差はあれど誰でもいずれは体験する事です。
なのでありふれた話といってしまえばそうなんだと思います。

それでもこの作品に惹きつけられるのは演出の上手さもありますが、それ以上に「作者の体験を作者自身が漫画化している」点に尽きるのではないかと。

(かなり自分が漫画贔屓な脳をしてる所為もあるのですが)
このストーリーをもし別人が演じて2時間ドラマにしたとしたら、自分は果たしてこのマンガを読んだ時ほどのめりこめただろうかと思うと素直に頷けないです。
ひょっとしたら「また人が死んでお涙頂戴か」くらい思っているかもしれません。

作者はどうしてこのような体験をしながらも、それを漫画にしようと思ったのか。
漫画にする時にこのコマは一体どんな気持ちで描いたのだろうか。
漫画の最初から最後まで全てに感情移入する事が出来ました。

作者の体験したことの一切を忘れない様、漏らさない様に描こうとしている様が伝わる記憶に残る作品でした。



[ 2010-12-22 00:04:43]
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