半蔵の門
作者:小島剛夕
雑誌:週刊現代
レビュー全文
8点
:朔太さん
小島剛夕は手塚治虫と同じ日に生まれているのはあまり知られていない。
全く異なる劇画の世界での手塚とは異なる意味での先駆者だった。
小池一夫との共作で、多くの名作を世に出したが、本作品はその代表作と言える。
徳川家康を支えた伊賀一の忍者服部半蔵の物語だが、他の忍者ものの代表作品
(白土三平「サスケ」「カムイ」、横山光輝「伊賀の影丸」「飛騨忍者赤影」、
小山ゆう「あずみ」他)とは一線を画する大人のテイストである。
忍者・武将の戦いをベースに、主従の美しさ、男女間の間合いの美しさ、戦国武将の知略
など見どころ満載である。
漫画読者ではなく「週刊現代」という土俵で(一般的に漫画を読まない)サラリーマンを
対象とした読み物を意識したのではないか。
後世に残したい名作の一つである。
[ 2015-08-27 05:20:22]
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