グラップラー刃牙
作者:板垣恵介
雑誌:週刊少年チャンピオン
レビュー全文
7点
:臼井健士さん
格闘漫画の最高峰・・・とは言いませんが、それに近い位置にはいると思われる作品です。
実在の人物をモデルにしたと思われる異種格闘技の戦士たちと主人公の戦いの数々は、紙一重の差で勝利したと思われる者が、次の試合でアッサリと「それ以上の力を持つ者」によって倒されたりする贅沢な展開。
父と子の「宿命の対立」という縦軸も、格闘という横軸と共に作品世界を構築する上で効果的だ。
問題点は・・・その「主人公の父親」が強すぎること・・・。
「地上最強の生物」だのホッキョクグマを素手で倒すだのと、生命を持った核兵器のような扱いで、倒しようがない。
だからサンデー連載の「うしおととら」と同じく「最強の敵」が当初から決まっているはずなのに・・・なぜか連載がいつまでもダラダラと続いてしまい、終結の糸口が見えてこない。
次シリーズ、その次・・・と続いているようだが、いつの間にか読むのを止めてしまった。
[ 2010-07-03 10:02:57]
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