寄生獣
作者:岩明均
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
9点
:小嘘騙りさん
テーマ性とエンターテイメント性を兼ね備えた、まさに傑作といっていい作品。
賞賛すべき点は多いが、僕が本作品で特徴的だと思うのはそのリアリズム描写である。
本作品では人名を除き固有名詞がほとんど出てこない。また、絵としても現代日本ならどこにでもあるような街並みや学校などの風景が淡々と描写され、読者はその具体性が希薄な部分に自分の身近な風景を重ね合わせることによって作品のメッセージをリアルに受け取ることになる。
また、登場人物の感情の流れの描写も説明を省いたリアルさがあり、作品の中に引き込まれる。
[ 2007-09-19 20:47:39]
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