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寄生獣
作者:岩明均

雑誌:月刊アフタヌーン

 レビュー全文  

10点  :チンプイさん 

この作品には人間が感じる全ての感情が集約されている。

無機質で、それでいて極めて効率的で正論を発する地球の意志とでも言える『寄生獣』の存在
じゃあ対する人間の存在意義ってなんなの?って壮大な話です。

作中で明確な答えは与えてくれませんが

田村涼子が子を守ろうと新一を呼びとめた手段 
ミギーが新一との生活をいとおしく思い、死の孤独を感じた瞬間
人間は人間である以上、他の生物のモノサシでは考えられない と後藤にとどめをさす新一

言葉では足りないから、人は想いを音楽に乗せ、絵を描く。
この作品も芸術の域だと感じた。
安っぽいラブソングや、安易なグロ表現や、詐欺に使われている『絆』表現を吹き飛ばす圧倒的なメッセージを感じる。

心に余裕がある
人間って素晴らしい

人間の事を少し学んだミギーが最後にそう言った。
安っぽいけど結局は『愛』なんだなぁってなんか思った

なんでこの作品を映画化するのか謎で腹立たしい。

漫画であるがゆえに最高傑作な本作でしょう。
他のメディアでこねくり回して、本作の価値を落とすべきではないのよ。

[ 2013-12-22 05:34:00]
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