天才バカボン
作者:赤塚不二夫
雑誌:週刊少年マガジン
レビュー全文
8点
:朔太さん
ギャグ漫画として冷静な目で評価すれば、さほどでもない
のかも知れないですが、下ネタゼロで日本歴史上最高に
名を馳せたギャグ漫画であることは確かでしょう。
バカボン自身のキャラは立たず、バカボンのパパ(本名は
誰も知らない)、バカボンのママ、はじめちゃん(これが
また極めて人間性豊かな天才だからバランスがとれて、
ほっとできる役割)、レレレのおじさん、ウナギイヌなど
脇役のキャラが次々に受け入れられました。
TVアニメ化もあって、大人も含めて皆何かしらの知識が
あったのではないでしょうか。
恐るべき影響力で日本人全体の心に沁みわたった理由は
不明ですが、高度成長期の経済優先の真面目さへの反骨
精神が受け入れられたように思います。
赤塚不二夫自身が、ナンセンスギャグの権化として天才
扱いされる一方で、テレビなどメディアでは変人扱い
されていたように思うのは、本人の奇行以上に、本作品の
生みの親だからでしょう。
私の中では殿堂入り漫画の一つです。
[ 2016-09-19 18:27:47]
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