劇画ヒットラー
作者:水木しげる
雑誌:漫画サンデー
レビュー全文
7点
:mardoniosさん
ヒトラーの生涯を描いた漫画としては、『アドルフに告ぐ』『ひっとらぁ伯父サン』とともに御三家といっていいんじゃないかな。その中でも一番オーソドックスで、かつ一番生々しいヒトラーがこの水木ヒトラーだと思う。
基本的にはヒトラーの生涯をなぞっていくのだが、その中心はナチ党入党から権力掌握、そして開戦までの期間。水木さんの筆にかかると、ヒトラー一味が完全に妖怪にしか見えない。っつっても、鬼太郎ライクな妖怪だ。あまりにも人間的すぎて人間に見えないというやつ。
その中でもお気に入りなキャラは、「ドイツ軍人を疑うことは許されない!」なルーデンドルフおじいちゃんと、自称両刀遣いのレーム大尉。ミュンヘン一揆と長いナイフの夜という、開戦以前のナチスの二大イベントの主役級ということもあって、出番の割にキャラが立ちすぎ。
[ 2010-10-23 07:07:33]
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