刻刻―KOKKOKU
作者:堀尾省太
雑誌:モーニング・ツー
レビュー全文
8点
:gundam22vさん
「寄生獣」と設定は違いますが、雰囲気が似ていて画力の点ではこちらが上だと思います。狭い人間関係の割に駆け引きがあり先が読めない展開、竹を割った感がある(粘着質ではない)が本質を抉る心理描写などにもその辺を感じます。さりげないギャグ描写も意外に笑えました。主人公側よりも悪役の佐河に独特の魅力があったと思います。ややラストに唐突感がありましたが上手く畳んだ方ではあったかと。無料で現在配信されている「刻々300日後」という後日談を読めばその唐突感があった人物についても多少掘り下げるフォローもされています。まあ全体として止まった世界での限られた少人数の争いという地味めな作品であることは否定しませんが、近年の秀作であることは間違いないです。作者にかなりのセンスを感じたので次回作も期待します。
[ 2015-02-27 01:59:23]
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