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N★Yバード
作者:槇村さとる

雑誌:別冊マーガレット

 レビュー全文  

8点  :blackbirdさん 

「ダンシング・ジェネレーション」の続編。こちらではダンスの世界に飛び込んだ本編よりも愛子と慎、神崎の恋愛がメインのテーマ。

厳しい師弟関係と思っていた愛子と神崎。
新聞に二人の間のLOVEを揶揄されて以来、愛子の歯車が狂いだしてしまう。神崎の元で踊ることの息苦しさはそのせいだったのかと。

慎は早々に神崎の元を離れていたので、愛子はますます不安定に。そしてとうとう神崎の元を飛び出し舞台に穴をあけてしまう。
ここはまさに少女マンガ。現実ならあり得ないでしょう。ダンスと恋愛がぐっちゃぐちゃ。まあ、そういう子供っぽいところが愛子らしいところでもあるんですが。

一時期バレエの舞台から干され、ようやくブロードウェイのダンスミュージカルに生きる場所を見つけ、新しい舞台人生を歩み始めたところ、彼がやってきます。
「決着をつけるために」、神崎が。
弟子に逃げられてぼろぼろ。いや、女性に逃げられてしまったからと自覚したからなのか。とにかく昔の面影など無いほどにぼろぼろ。

もう逃げられない愛子。絶対に恋愛ではないと必死で否定していたのだが、とうとう神崎に向き合いかけて・・・・
と思ったら、最後の最後で、愛子はするっと神崎から逃げてしまう。

この時に神崎とどうにかなっていたら!神崎ももう少し強引に奪っていれば!と思わずにいられないけど、少女マンガですからここはやはり怪我をした慎の元に戻っていくという安定したエンディングへ。

当時は「神崎<慎」だったので、これで良かったと満足していたけど、今読み返すと、大人の神崎にも頑張ってほしかったなあと思ってしまったりも。
神崎、つめ甘すぎ。厳しいのに優しすぎ・・・。
でも、それだときっと、いつもいつも愛子は不安の中で踊る事になるだろうから、まとまらないんですけどね。

それにしても、NYの看板ミュージカルの主演4人のうち、日本人が3人なんて事は現実的には無いよなあなんて子供ながらに思ってました。
[ 2011-04-13 09:43:40]
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