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ヘタッピマンガ研究所R
作者:村田雄介

雑誌:週刊少年ジャンプ

 レビュー全文  

6点  :ITSUKIさん 

これはどっちかというとハウツー本の類じゃないのかって思ってましたけど、読んでみたら一応ストーリーがありました。

漫画ってどうやって描くのか、描くのに何が必要なのかというホントのスタート地点から始まり、そこから「より良い絵を描くには」「より良いキャラ・ストーリーを作るには」という点を掘り下げていきます。

作画に関するアレコレは村田先生の本業ですが、その他の漫画の「内容」については「自分は作画屋だから」、と一歩引いて別の作家をゲストとして登場させる構成です。
ゲストには「いちご100%」の河下水希、「トリコ」のしまぶー、そして「HUNTER×HUNTER」の冨樫義博などなど。
「漫画家」と自分は違うとキッパリと割り切っている村田先生のスタンスはプロ意識を感じさせられました。
それとまさか「たけし」の絵をもう一度ジャンプで見れるとは思いませんでした。
ジャンプは本当に面白い漫画さえ描ければ他に寛容ですね。

より面白い漫画の描き方をやさしく丁寧に解説してくれるありがたい本…
人によっては実際に為になっているのかもしれませんが、作中で言及されているように、漫画をろくに描いてないのに描き方だけ習っても描けるわけがないんです。結局は地道な努力。

しかし、自分が面白いと感じた漫画とそう感じなかった漫画の違いっていうのはこういう所から出てくるのか、感覚ではわかっていても具体的にどこに差があったのかというのがちょっとわかった気がしました。
後やはり他の漫画家が登場する回は、どんな事考えて漫画を作っているのかっていう一種のドキュメンタリーなので(特に冨樫先生とかは)興味深かったです。
[ 2011-08-28 01:24:33]
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